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国会議員と政治学者の議論 1

2009/12/16 17:36

 

国会議員と政治学者との議論です
政治の意義ほか 大変重要な議論がされていますので今後連載したいと思います

 

学者
今の政治家が公約を破り、有権者を裏切ることは良くある。

 

議員
しかし、そのようなことが常態化しているのに、同じ人が当選し続ける。
これは有権者が投票の際に公約破りを問題視していないことに原因がある
のであり、間接民主主義の欠陥であると考えるのは的はずれですよ。

 

学者
    という「有権者は愚」論が単純に承認されてしまいそうですが、
公約破りを問題視していないことに原因があるのではなく、公約を破っても
罰する機関も法律も権利もないことが問題なわけです。
で、そういう処罰機関や処罰法や権利を制定するのは国会です。 議員自らが自分で自分の首を絞めるような法律や権利や機関を進んでつくる
わけがありません。議会=間接制度には自浄作用が存在しないのです。
ですから、外部の人間(議会に参画できていない多く)がそれを改変する
しかないのです。

 

議員
日本に健全な民主主義を定着させたいなら、やはり嘘を付く政治家を落選させる
ような民度の向上を主張するのが正論です。

 

学者
その「民度」を向上させるには、政治に関心が薄かったり諦めている人々を
多く政治に「直接参加」させることで、政治的意欲を向上させていくしかない
のですよ。そのためにこそ直接民主制度が必要なのだと説いているわけです。

 

議員
例えば、今直接民主主義で年金改革をしたら、給付の引き上げと負担削減に
なることは明白。

 

学者
どういう理由でそれが「明白」になるのか、根拠を提示していただきたいですね。
誰がどのような経緯で出す議案に対しても、議案の提出には結果責任を伴う必要が
あります。その場しのぎのご都合のよい議案は、審議の段階で廃棄されるでしょう。 でなければ、議案自体の中身に問題(欠陥)があるわけです。
それは議案そのものの中身の問題であって、直接民主制の問題ではありません。

 

議員
間接民主主義でやれば、(今の改革案が正しいかどうかは別として)曲がりなりにも 「うまく行く制度を作ろう」と、政治家が必死の努力をしています。失敗したら 政権交代につながりかねない、という危機感が責任感を生み、努力を促しているのです。

 

学者
危機感は選挙のときだけでしょう。終わればすぐに災禍は過ぎ去る。
本当にあなたはそのとおり現行の政治制度が運営されているのだとお考えですか?
180度正反対の運営をしているのが現行の間接政治なのですが。
で、例によってすべての負担を何ら財源の打開策なく無尽蔵に消費者に押しつける
年金法案しか提出されなかったのは、例のごとくです。これでは従来と何も
変わりませんし、何の「制度改革」がなされたとも言えません。

 

議員
繰り返しますが、選択が間違っていた時の責任が問われる制度は、絶対に必要なのです。 自分の選択が間違っていたときに、自分は責任を取らなければならない、と考えるから 人は真剣に選択をするのです。

 

学者
そのとおりです。
だからこそ直接投票に訴えて、最大多数の国民一人一人に真剣に選択を迫る。
そしてあらためて政策の問題点を修正させるのが正論でしょう。
さらに責任をとることは、問題をほったらかして辞職することではないでしょう。
道路公団のごとく、総裁が辞職しても当の問題は残るだけで、後任者が
引き継がなければならないだけです。
で、責任者はころころ変わるだけで問題は「先送り」にされつづける。
これが間接政治(というか一部独裁政治)の根本的欠陥構造の典型です。
間接政治は何も国会のみならず、あらゆる大企業の不祥事にも当てはまる
構造です。
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感想がありましたら どうぞ
 

カテゴリ: 政治も    フォルダ: 指定なし

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